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ご挨拶

 この度JR和歌山駅前に小児アレルギー専門医院「みんなのこどもアレルギークリニック」を開院させて頂きました井庭 憲人と申します。

 私は医師免許取得・初期研修終了後、日本赤十字社和歌山医療センターの小児科で一般小児科領域について、その後全国有数のアレルギー専門病院である大阪はびきの医療センター(旧大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター)の小児科・皮膚科でアレルギー専門領域について研鑽を積みました。専門病院で学んだことを和歌山のアレルギー疾患児のために活かしたいと思い、有田市立病院の小児科に赴任してからアレルギー専門外来を立ち上げました。患者さんからは高く評価して頂きましたが、有田地域は子供の数が少なかったため、もっと多くのアレルギー疾患児のために役立ちたいとの思いから交通の便の良いJR和歌山駅前での開業を決意しました。

 アレルギー疾患には他のアレルギー疾患を合併することが多く、アレルギー疾患全般の診療をすることができる総合アレルギー科医が近年求められています。私は専門病院でアトピー性皮膚炎・食物アレルギー・気管支喘息・アレルギー性鼻結膜炎(花粉症)・蕁麻疹など、アレルギー疾患全般に対して診療経験を豊富に持っており、まさに総合アレルギー科医であると自負しております。

 私がアレルギーの専門家を目指した理由ですが、私自身、アトピー性皮膚炎があり中学・高校生時代に非常につらい思いをしたためです。全身に湿疹があり日中は痒くて勉学に集中できない、夜間は痒みで何度も目が覚めてしまう、衣服やシーツは血まみれになりシャワーを浴びると傷が痛む、見た目もボロボロになっていくなど日常生活をまともに送ることができなくなりました。何カ所も皮膚科や小児科を受診しましたが、どの病院へ行ってもステロイドの外用薬や痒み止めの内服を処方されるだけで全く湿疹が治まることなく、つらい時期を過ごしました。どの病院の先生も薬は出しているのだから、後は自分でコントロールをしなさいという対応でした。一部の先生は痒くてつらいよねと優しい言葉はかけてくれたものの、決して治してはくれませんでした。当時はゴールの全く見えない治療や他人事のようにしか接してくれない医師に絶望し、不信感を募らせていました。

 私の体験から、「アレルギー疾患を持つ子供・家族に疾患理解を深めてもらい、ゴールを見据えた治療を提案する。子供や家族と一緒にアレルギー疾患に真摯に取り組み、アレルギー疾患が子供にとってハンディキャップではなく、将来に役立つ貴重な経験となるようにする。」を当院の診療理念としたいと思います。みなさまと一緒に「みんなのこどもアレルギークリニック」を発展させ、和歌山の小児アレルギー診療に革命を起こしたいと考えていますので、宜しくお願い申し上げます。

院長 井庭 憲人

略歴

2007年 関西医科大学医学部 卒業
2009年 日本赤十字社和歌山医療センター 小児科
2014年 大阪はびきの医療センター 小児科
2017年 大阪はびきの医療センター 皮膚科
2018年 有田市立病院 小児科
2021年 みんなのこどもアレルギークリニック開院

所属学会・資格

  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
  • 日本小児アレルギー学会

 

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